布団をはじめとする寝具とその魅力

人が人生の中で最も多くの時間を占めると予想されるもの、それが睡眠です。そのため、人は睡眠を大切なものととらえ、寝具をはじめとする睡眠の環境を快適にする努力をおこなってきたように思います。その代表的なものが布団ではないでしょうか。特に日本においては、その種類の豊富さや品質の高さなど、世界的にも高い水準にあるのではないかと思われます。布団の種類として、まずは敷布団があります。床に敷いてその上に寝ることで、直接床の硬さを感じることなく快適に眠ることができます。

最近は床に直接を敷くのではなく、ベッドやマットレスを敷いてからその上に敷布団を敷く人も多いのではないでしょうか。次に掛布団です。今では多くの素材や中身のものが開発、発売されており、代表的なものでは綿、羽毛、羽根、羊毛、化繊などが用いられているものがあります。それぞれに重さや保温力などの性能に違いがあり、人それぞれ好みもあると思われますので、一概にどれが最良だとは言えませんが、たとえば最高級の羽毛を使用したものなどは、非常に軽くそれでいて保温力にも優れています。しかし品質の良いものになれば当然それなりの値段がするのはいうまでもないでしょう。毎日の睡眠を快適なものにしてくれている布団ですが、使用する上で注意しておかなければいけない点がいくつかあります。その代表格が汚れ、湿気、ホコリやダニです。人は寝ている間にかなりの熱や水分を体から放出しています。

それが布団に浸み込み、それを放置しておくとカビが繁殖する原因になります。またダニの温床にもなりやすく、構造上ホコリを発生したり集めたりしやすくなっています。そして、寝ているときの汗や皮脂が付着することで、次第に汚れていってしまいます。それぞれに対して日々の生活の中で対処していく必要があります。湿気やダニやホコリの対策には、天気のいい日にこまめに干すことが必要です。太陽光にさらすことで湿気を乾かし、ダニを退治することができます。取り入れる時に少し叩くことで、表面についたダニやホコリを落とすことができます。汚れに対しては、常にカバーをつけて使用し、定期的にそれを取り外して洗うことで、きれいな状態で使い続けることができます。寝具の進歩は今も続いています。睡眠時の腰や首への負担を軽くする目的で低反発のマットレスや枕が開発されたかと思えば、逆に寝具に沈み込む感覚をなくすことで、体への負担を軽くする高反発マットレスなど、新しいものがどんどん開発されています。人が快適な睡眠を追求し続ける以上、寝具の進歩もまた、終わらないのではないでしょうか。